こんな意見も

今日発売のオール投資の久世雄三さんの連載で、面白いことを言っていた。
日経平均は、ITバブル期に当時の値嵩株を多く採用したため、過去との連続性が希薄になっているのではないか、という。
つまり、より低い値で、過去の大台と同じだけの高値水準に達してしまうようになっているのではないか、というもの。
その証左として、TOPIXとの比較を挙げている。
日経平均の過去4回の高値平均:2万1549円。
TOPIXの過去4回の高値平均:1721。
TOPIXだけを見ると、すでに過去の高値水準に近づきつつある、これは日経平均が指標として連続性を失った証拠ではないか、というのである。
結論として、実はすでに日経平均は過去の2万円台水準に近づきつつあるのでは、というもの。


今の225銘柄による日経平均が、2万円台をつけることはまず難しい。それどころか、すでに過去の2万円台水準にもう来ているのでは、という。肝に銘じるべき洞察ではないか。


法人企業景気予測はすでに悪化。市場は反応しなかったが、ちょっと注意すべき段階に来ているのでは。