あまりの弱さが

逆に予想外。CME N225にさや寄せするのかと思った。
特にあの前場の上げを見たら。
これじゃあ、先行き下落懸念がますます広がる。


意外と楽観的な人が多いのにびっくり。何がびっくりかというと、自分の相場観と反するから。
今回の押しは15000円割れ、と見ているので、まだ2段階は水準を下げてくることも、十分ありうると思う。


その根拠は東証一部騰落レシオ25で、たとえば15500円で反発する、という相場観だと、たぶん100を割ったらすぐに反転してしまう。
全体的に、経済ファンダや世界情勢が不透明であり、懸念点は原油だけじゃない。
とても、騰落レシオ100割れ程度で切り返すような、強い相場だとは思えない。
80にタッチするぐらいまでは底を探るのではないか。


あと、需給は相変わらず悪い。これは2005年の呪い。信用買い残が4兆円をいまだに割らない。
あと1兆円はけて、2005年後半相場以前の状態に戻るには、時間がかかる。
上値は限定され、下値は6月暴落の底値付近にあるとすると、多少企業業績がよくても円安でも、15000前後近辺まではボックスの下値探りがある、というのが大体のところ。


しかし予想を立てるために相場に参加しているわけではなく、そこから利益を得るために参加しているので、暗夜行路みたいに手探りで一歩一歩相場の動きを確かめながら、ポジションを取って行くこと。


予想が当たれば当たるほど、利益が増大するのはもちろんだが、はずれたとしても損害を最小限に抑える、という守りが重要。


[東証一部]
騰落レシオ10:74.7
騰落レシオ25:97.4
概算売買代金:2兆2552億円
概算売買高:17億5312万株
単純平均:454
と思っていたら、もう騰落レシオが100を割ってきた。明日はさすがにもう少し反発するのでは?と思うが。
それとも、思いのほか底が早いか、あるいは深いのか?


[日経平均]
RSI 14:44.39
25日移動平均乖離率:-1.43


[TOPIX]
RSI 14:38.68
25日移動平均乖離率:-2.14


[JASDAQ]
騰落レシオ25:101.9
RSI 14:28.2
25日移動平均乖離率:-3.27
概算売買代金:625億円
概算売買高:5028万株
なんと、騰落レシオが東証一部と逆転。確かに新興の下げもひどいが、このところいかに東証一部が急激に下落したか、を表している。


[マザーズ]
RSI 14:27.03
25日移動平均乖離率:-5.89
概算売買代金:664億円


信用買い残が。。。4兆1835億円。
なんと1600億円超の増加。てっきり4兆円割れるかと思ったのだが、これではますます需給悪が意識されそう。
やはり当面は予想を修正する必要はなさそうだ。
その一方で、今度は底を考えなければならない。