いろいろと苦しい

相場ですな。
今日の日経平均日足は。上下にひげある波乱。陽線出たけど、前日比下落、という微妙な線。
悪環境の中、よく切り替えした、というべきか。


2日前のタクリ線が示すように、やはり短期の売りでは利益が出ない相場。
結果として金曜日に損切りしたことで、損失の拡大が防げた格好。損失は悔しいが、いい勉強になった。


底が固いとも読み取れるが、本当にそうか?終日為替は円安に振れることはなかった。
今は118円台に乗せているけど。


もう一度先週の週足を見てみると。下髭の小さい長大陰線。下落の値幅が大きいツタイで、危うく窓を開けるところ、というけっこう弱い線。
これを今週、陽線で抱ければ目先反発。しかしその場合、18000を目指すには材料不足では?再度の円安、商品安がないと。


それにサブプライム
やはりというかなんというか。ローンを証券化して運用する商品に、多くのファンドが多額の資金を突っ込んでいたわけで。というのに、なんだか日本では、サブプライムサブプライムを借りた人だけの問題、みたいな話になっていて。


現に野村HDだって800億円弱の損失でっせ。
日本の銀行も発表してないだけで損失抱えてるみたいな話があり。
で、議長証言のMAX1000億ドル超えるかも、という懸念もすでにちらほら。。。
なんだかみんな急にドルを投げ出した理由ってのはその辺にあるんじゃないのかなあ。


日経平均TOPIXがどうも無理に持たせてる感じが気に入らない。
いずれにしても、底を打った底を打った、というなら、てめえが全力で買うがいいや。
中期的には、日柄どころか値幅調整も不十分、というのがこちらの見方。


調整不足感について言うと、ファンダメンタルズを見て言っているのではなく、単純に主として騰落レシオを見ているだけ。
単純平均を見れば、3月以降のボックス圏内だけど、2006年7月以来のボックスとして考えれば、下値余地はまだある。
それに、非実需買い残の大幅な減少が起こっていない。これは5/18でさえ起こっていた底値圏サイン。


裁定買い残は去年の世界同時株安以来の水準まで落ちているが、信用買い残は4000億円超と、まだまだ高い水準。
裁定買い残が少ないのに、これほど平均株価が下落したということは、短期間に相当現物が売られた証拠。
先々週は外人売りがはっきりしたし、先週の売買動向が出れば、誰がこれほど現物売りしたかわかるでしょう。
外人だとすると、売り玉はぜんぜん枯れちゃいねえぜ。