台頭して後退する

一段安懸念。払拭されたわけではないが、じりじり後退しつつある感じはする。


さて。1.22からの乖離率は、日経平均が急追して、+8.35%。TOPIXが+9.43%で一番パフォーマンスがいいのだが、単純平均は+9.01%と、それぞれ差がなくなってきた。
お見それしました。


悪材料は引き続きてんこ盛りで毎日出てる割には、抵抗が強いなあ、という印象。
ファンダメンタルズから言えば、FRBの史上最大幅利下げ、追加利下げの示唆、US政府の財政出動法案が迅速に可決、バフェットのモノライン救済案とか、下支えを連想させるトピックはぽこぽこ出ているということか。
それにしたって、米国のリセッション入りはほぼ確実という状況で、底値が固くなる理由なんて見当たらないはずなのだが。


考えてみれば、騰落レシオは1.22から昨日までで40近く上昇している。1.22以降は、いかに買い方が優勢だったかの証左に他ならないのではないだろうか。


世界恐慌とか世界大戦とかにならない限り、ファンダメンタルズよりもサイクルが勝つ、ということなのではないかね。
20世紀初頭であれば、9.11や今回のサブプライムなんかで、世界恐慌になってもおかしくなかったかもしれない。


そんな与太話はどうでもいいのだが。
引き続き、油断はせずにいろいろな指標や情報は毎日目を通して行くこと。