かなり難しくなってきたのではないか。
支持線とか何日線とか雲とか言っているが、今相場全体がどういうトレンドにあるか、正しく判断できなければ、支持線で切り返す相場なのか、抵抗線で打ち返される相場なのか、あれこれ思いをめぐらしてもまったく意味も効果もない。
今、というか5月始めから売りのポジションを取っているのは、3.17でトレンドが転換した可能性が大きいことは認めるが、上昇・ボックスどっちに転換したかというと、ボックスに転換した、したがって数ヶ月スパンでは抵抗線で打ち返される、という判断が基底にある。
なぜ上昇トレンドではなくボックストレンドの可能性を取るかというと、マクロなファンダメンタルズ。つまり要するにサブプライム問題。
相場背景は依然として悪いし、ここまで下落をもたらした元凶であるサブプライム問題はまったく片付いていないから。早晩、サブプライムの影響がまた拡大すれば、そこで平均株価も頭打ちにならざるを得ない。
また、仮に万が一上昇トレンドに転換していたとしても、今回ポジションを取り始めたのは、騰落レシオが120〜130のレベル。
上昇トレンドでも、一直線に右肩上がりに上昇するわけではなく、踊り場をはさみながら上昇する。騰落レシオが高原にある時機なら、たとえ上昇トレンドで売りポジションを取ってしまったとしても、それほど踏みあげられずに逃げられる公算が高いから。
まだまだ予断は許さないが、5.20がMAXだったとして、どのくらいの日柄と値幅になるのか。
日柄と値幅はまったく予想できない、という立場を取る。
ただ毎日観察して兆候を見逃さないようにするのみである。
