周期説の否定

否定も何も、現実にそうなっていないのだから、話にならない。
波の天底は不定期に訪れるのだから、あらかじめ周期によって予測をしようというのは、できない話だ。


現象として存在するのは、山の頂上と谷の底がある、ということだけだ。
山と谷は、必ず交互にやってくるものなのだろうか。山の後に山が来る。谷の後に谷が来る。


山と谷が交互に来るパターンの方が多いように見える。多いというか、今のところそれしか見たことがない。
そこで、「山と谷が交互に来るパターンが崩れていないか」を観測すればいいわけだ。


もうひとつの観測点としては、山の頂上「圏」で売り、谷の底「圏」で買いという行動を取るわけだから、そこが本当に頂上圏なのか、谷底圏なのか。
その判断が正しくできるか、ということだ。


ある時点の観測点の状況から、相場の売られすぎ・買われすぎを判断するというのは、正にこれは単なるテクニカル分析なので、そいういう意味では自分は紛れもないテクニカリストということになる。
サイクリストなどというのは、ファンダメンタリストよりもはるかに性質が悪い。