引け前の爆上げを見ても

弱気な人が多いようで。そりゃそうだ。何回こういうことがあったか。
とにかく、寄り前外人の超絶売り越しを見て、前場で残りの信用買いを全部処分。


結局、今の相場を見てみると買い要因が見つからない。それにつきる。
信用買い残が多すぎる。
新興市場では、浮動株の十数%〜数十%もが信用買い残、なんていう銘柄がごろごろしている。


たとえ、いくらその銘柄が将来的に有望だとしても、それに買いを入れるということは、信用買いしている個人に利を与えて自分がリスクを取る、ということになる。
そんなことをプロがするはずがない。


そう考えると、信用買い残の多い銘柄には決して大口の資金が入ってこないということになる。
これは、行くところまで行くのではないだろうか。


逆に、信用買い残の少ない売られすぎ銘柄は、中期的に見直し買いが入るのではないか。
ということで、売られすぎ、ということの定義が重要になってくる。


[東証一部]
騰落レシオ10:69.4
騰落レシオ25:68.4
概算売買代金:3兆643億円
概算売買高:24億403万株


[日経平均]
RSI 14:38.16
25日移動平均乖離率:-3.44


[TOPIX]
RSI 14:36.56
25日移動平均乖離率:-3.25
東証一部に限って言えば、回復基調とも解釈できなくない。


[JASDAQ]
騰落レシオ25:60.62
RSI 14:14.04
25日移動平均乖離率:-9.29
騰落レシオは5.18の59.76割れを死守。確率的には、来週はマイルドな展開になる可能性が高い。


[マザーズ]
RSI 14:23.96
25日移動平均乖離率:-14.33


結局外人買いが入らなければ、短期で揺り戻しがあってもまた下げる、という悪循環がなくならない。
で、外人は信用買いを懸念している。信用買いの多い銘柄に将来はない。