妙に底固い展開

一部の騰落レシオは前2回の底を同じ水準に。
ひとまずこのへんで反発、と読めなくもない。


今後1〜2ヶ月の短いスパンで下落、という見通しの根拠は、非実需残の水準以外にない。
裁定買い算が二月末から減少傾向にあるのに対して、信用買い残は4兆円の大台を超えてきていた。


つまり、信用買いの逆張りをしているわけだ。
それから、日経平均の上値はたかが知れている、という見通し。


4月末日時点の結果を見るに、現に騰落レシオの上下にかかわらず、一貫して信用売りの利が乗っていることを見ると、結果としてはおおよそ正しい判断であったことがわかる。
しかし今後はどうか。


騰落レシオは直近の底根レベルに並んだので、ここは利が乗っている間に一度手仕舞い、というのが正しい慎重な行き方だろう。
ただ、連休中の海外市場動向を見てからでも遅くはないだろう、という思いがあったのも確か。


恒例の5月下落を当て込んでいる部分もなくはない。


自分自身の相場観としては、12月・1月高値以降、どうも調整が不十分なような気がする、という感じが一貫して底流にある。
US株高に引っ張られた不自然な強がり相場というか。


その感じが当たっていたのかどうか。当たっていたら、どのくらいの期間に当てはまっていたのか。
はずれていたとしたら、何が原因で読み違えていたのか。どうしたら途中で修正できたのか。はずれていても損失が最小限に済んだポジション取りは、どうだったのか。


もう2007年の3分の1が過ぎたのだが、継続して勝っていくためには、成功も失敗も後の利益につなげていくことが肝要。
明日あさっては、小動きではないかと思う。
たとえ日経平均が大幅に上昇したとしても、単純平均は小動き、というような相場ではないか。