のっけ盛り

寄り付きでさらに売りを上乗せ、予定通り維持率は100%を割った。
それにしてもなかなか激しい相場。今日も後場寄りで、買い方の反撃があったが、あえなく撃沈。
後場引けでまたちょこっと買った向きがあったようだが。


確かに指数だけ見たら、買いサイン点灯なんだけど、それでいいのか?
今週のものすごい相場は、大規模なファンドの解消があったことはほぼ間違いない、と言われている。
もっと動きの遅い筋の売りが、来週から本格化するのではないだろうか。


また、サブプライムの影響は、1000億ドル程度ではどうもすまなさそうな雰囲気で、今はまだ各機関ともに損失「算定中」。
算定したら、とんでもない数字になっていた。。。ということがなければよいが。


今のところ米国の下落はそれほどでもないが、ものすごい乱高下は相変わらず。
また、これだけの信用不安があって、対ドル円が118円で済むのか、と考えると、もっと円高への巻き戻しがありそう。


日経平均日足は、昨日懸念のとおり見事に捨て子が示現。
今日は下ひげ長い陰線。ほとんど陰の寄り付き坊主。下値波乱の強烈な下落線。
いわゆる暴落足。不吉じゃ。


これだけ窓開けて下落すると、昨日の5兆円以上の買い物は、一夜にして含み損を抱えた強烈なシコリ玉に。
指数は3月の同時株安時のザラ場安値に届かなかったが、単純平均は去年11月以来の440円割れ。


そして週足も、昨日まで陽線だったのに、今日一日で一気に陰線に。
窓開けて上ひげ長い陰線。買い方厳しい局面が続きそう。


信用毀損問題がすぐに解決する問題でない以上、当面相場は下落基調と見る。
で、もう今から問題なのは、いつ下げ止まるか、という点。
なんとなく、為替の突っ込みでセリングクライマックスが来て、底をつけるのではないかなー、と思っているが。


また、事件の重大性を考慮すると、この時点では日柄が若すぎて、このレベルで下げ止まるとは到底思えない。
日経平均で見ると、去年の世界同時株安で、4/7高値から大底の7/13まで3ヶ月。
今回は7/9高値を始点に取って同じくらいの日柄を見込むと、底は9月末から10月前半にかけて、となる。


騰落レシオの日柄目安で9月22日前後、と見ていたので、だいたい一致するかな?


いろんな資料を複合的に判断して動く事。