見方

震災はもちろんマイナスだが、原発が時間はかかるにしても、どうやらチェルノブイリレベルの最悪事態は免れそうだ、ということで、その分を織り込んでいた反発があるだろう。


ただ、中国の経済引き締め・ヨーロッパのソブリン債懸念・商品高という三大懸念が消え去ったわけではない。
もともと、これらの懸念で日経平均の10%近い下落はありうる、という立場だった。


現在既に10%以上下落しているわけだが、プラス震災による影響という要素が加わったことで、向こう2、3ヶ月で現在レベルをうろうろするか、あるいは最終的には3/15に瞬間的につけた8000円台前半程度までの下落は、再度ありうる、と考える。


売りポジションは現在かなり少なく、維持率は200%を超えている。
この分は、向こう2ヶ月で、よければそれなりの利益が取れるだろうし、悪くてもプラマイゼロ程度ではないかと見込んでいる。


次は資金に余力を残してバーゲンハンティングができる、というところを目指す。


どうやら英仏によるリビア攻撃が始まったようだ。
これがどのくらい影響を及ぼすか。一歩間違えば世界経済に甚大な影響を与えかねない。
しかし英仏伊はなぜそこまでしてカダフィ政権を目の敵にするのか。アフリカでの利害対立が深刻だったのだろうか。


朝見たら、けっこう組織だった攻撃だったようで、英米仏連合で行ったようだ。仏の先走りかと思ったがそうでもないよう。
国連決議違反状態が解消されるまで数日続くとのことなので、リビアを分割するのが目的なのか。
いずれにしても原油価格に影響は避けられないところではないか。