激しい巻き戻し

う〜ん、さすがに10年に1度の金融危機と言われるだけのことはある、迫力のある下落っぷり。
為替の巻き戻しもものすごいことになっている。


日足から行くと、下髭が異様に長い長大陰線。
実体は150円弱の陰線で、下髭は約280円って、絶句。


しかし、一時前日比600円超安が、327円安で良かったね〜って違うぞ。
後場の巻き返しに対して、「底近い?」とか思った人。今日窓開けて下落してるんですけど。
ここからどうやって目先底つけて反騰するのか、何を根拠にどう説明する?
ただ単に、「またしても」大量のシコリ玉ができただけでしょ。
自分的には、今日の後場で買いを入れた奴らは、頭が暑さでやられていたとしか思えないんだけど。


そんで、今の円相場は目を疑う。
ダウ、NASDAQよりもそっちの方が事態の深刻さを現しているように思えるが。
明日は輸出関連が大騒ぎになりそうな予感。


単純平均は完全に底抜けた。416.24円。去年11月下落時を下回り、水準としては2005年4月、日経平均が11000を割っていた時期に相当する。
為替の動きとあいまって(円キャリーの解消)、指数連動銘柄のさらなる水準訂正が、これからやってくる予感。
今から売ってもまだかなり儲かるのではないか?とさえ思わせる。


投資主体別売買動向は、意外にも、外人は2000億円程度の売りこしでしかなかった。
ただし、3週連続普通に売りこし。


ブルームバーグによると、カナダの資産担保CPに対して、欧州系を中心とする大手銀行や年金基金が買取を了承した、とのこと。ただし、これによって当該CPは60日間延命されただけという。
そして、Yahoo Financeにも、今日のUS市場下落の原因と報道されている、ムーディーズによるResCapとカントリーワイドの格下げ。
今評価し直したら、邦銀が持ってるCDO大丈夫なのか?


FTSEは4%の下落って、激しすぎる。
朝まで為替とUSがこのままだと、明日は16000割れはほぼ鉄板。そうなると、「またしてもまたしても」今日の3兆8000億円がシコるわけで。
いわゆる、ガクブルというやつですか。


こういう事態だと、債権とか一切持っていなくても、株式だけで巨額の損失を抱えるところが新たに出てきそう。。。