貧しくなっていく日本?

当たり前だろ。

だって失われた30年の間、生産拠点はどんどん中国や東南アジアに流出して行った。人件費が高くなったから当たり前だよね。

その間GAFAのような新しい産業を産み出せていない、雇用を創出できていない。だから相対的に貧しくなっていく。

やることやってないから得るもの得られない。まったく当たり前の話で、政権・政策がどうのとか他人のせいにする話じゃあない。

そうはいっても一度は世界2位の経済大国だった。まだ3位。全体で見れば十分豊かで、尻に火が付いたとはとうてい言えない状況。だから他人のせいにする言論がはびこるのかもしれないけど。本当に貧しくなったらそんなことは言ってられなくなるはず。

真面目な話、本当に貧しくなれば円が弱くなって生産拠点を呼び戻せるかもしれない。高いサービスレベルを武器に観光産業で外貨を稼げるようになるかもしれない。だから悪いことばかりじゃないとは思う。

今みたいに中途半端に金持ちだから問題に取り組むモチベーションもなく、だらだら無駄に不満を垂れ流しているよりもよっぽどいいかもしれないと思う。

子や孫の世代はもっとしたたかに外国と渡り合って稼いでほしいものだ。80年代バブルを経験していると「あって当然」「もらえて当然」みたいな意識の人がしばしばいて唖然とさせられる。いつまで「ジャパンアズナンバーワン」気分なのか、恥ずかしくないのかな。

崩壊ではない

崩壊というのは、放置した挙句にコントロールが効かない状態で相場が下がっていくということだろう。リーマンの時みたいに。あるいは日本の90年代バブル崩壊とか。後者はそのとき渦中にはいなかったけど。

こうして見ると、愚かにもバブルの崩壊を招いたケースってのは少ないね。

今回は自分で開けた蛇口を自分で閉めるだけなのだから、別に崩壊したわけではなかろう。マーケットが動揺していたとしても、それは中央銀行が望んだ展開なのだから。

ということはリーマンのような激烈な下落にはならないであろう。時間をかけてより適正な水準に戻っていくのではないだろうか。

これは単なる感想であって、相場に対する戦略・戦術の一部でもなんでもない。なぜなら市場の中の値動きを予測することなど何人にとっても不可能なことであるから。ただ指標をたよりに確率の大きな方に賭けていくことを繰り返すしかない。

プチバブル?

「新高値ブレイク投資」という投資法を見た。デジャブだね。いや中身がじゃなくて「しっかり銘柄選別すれば資産を何倍・何十倍にすることも夢じゃない」という考え方が。

リーマン前の2005~2007年ごろはよく見た。ライブドアショックとかはあったけど、基本ITバブルからリーマン2008までは相場全体が上げ基調だったからそれが可能だった、というのが私の見方。

今からやってうまく行くとはとうてい思えない。

一方で目から鱗なのは、2009年からはずっと相場全体が上がっていたので、少し無茶だけど多少蓋然性のある投資法を編み出せば、相当に儲けることも可能だったと。

リーマン片付いた後、リスクオフ局面ではそういうギャンブル投資も効率がよかったであろうということ。

まあ、たらればだね。当時は羹に懲りて膾を吹く状態だったし、現物は200%近くパフォーマンスあったのでそこで満足してしまった。おかげでキャリアアップはしたので何がよかったのかはわからない。

あれから約7か月

現物の含み損は16%ちょいくらい、だいぶ戻った。

さて1年以内でどこまで戻るかね。

今日は日経平均が大幅に下落しているけど、昨日の25日騰落レシオは110.34。予測できない上昇・下落には乗れない。予測できなかったのだから。

現物はマイナス幅増

まあ当然だけど。この地合いで上がってる方が少数派。

現物の持ち株は約マイナス40%に達する。これはリーマン並かな?あの頃はもっといろんな銘柄に投資していたから、主力で半減以上とかあったなあ。

あのときは全部売ってしまった。振り返ってみれば狼狽売りということになろうか。

結局1年もしないうちに買値以上に戻っていた。減配・無配としたところも配当復活してた。

残った資金で銘柄見直して買い直して結果オーライだったけど、不要な損失確定だったと言わざるを得ない。

さもありなん。現物は上場廃止にならない限り損失を確定する必要はない。この性質を利用してインカムゲイン狙いに特化すればいいわけだ。

そう考えると、株主優待狙いってある意味理にかなってると言えるのか。なんだかおもしろい結論になってしまった。

日経平均は500円以上マイナスだけど、まだ22000円ちょっと切ったところ。トランプバブルの水準維持で余裕。騰落レシオ70台でもこう上げ下げが急に来ては買いには入れない。文字通り波に乗れない。

あれからほぼ3か月

結局オーバーシュートは起こらず。あそこが底だったとすると、ここまでは「大きなローカルイベント」並のインパクトしかなかったということになる。

リーマンショックとは比べるべくもない。単に動きづらくなっただけ。